なげやりろぐ

フテイキコウシン

 ブラウザのレンダリングエンジン

Windows環境ではIEに使われているTrident、あるいはNetscapeFirefoxでおなじみのGeckoの2種類しかと、あとOpera*1を含めての3つしか事実上選択肢がないわけですが(テキストブラウザとかは抜きでね)、ここにきて第三第四の勢力?になりそうなレンダリングエンジンがあります。

MacOSXに標準搭載されているブラウザSafariのエンジン部分をWindowsでも利用しようという動きがちらほら。
このエンジン部分はWebKitKHTML)という名前でほかのOSX用ブラウザ(ShiiraとかOmniWeb等)やRSSアリゲーターのWebプレビュー部分などに利用されています。
エンジンの扱われ方がWindowsでのIEのそれと似ていますよね。

SwiftのWikiページ
で、すでにご存じの方もいらっしゃるでしょうが、Swiftというのがそれ。
なんか、SUZUKIの乗用車みたいな名前ですが・・・(笑)
現在オープンソースで開発が続けられているようで、残念ながらまだまだ実用にはほど遠いですけど一応動作するところまではきているようです。
先日まで上記のページのダウンロードリンク(Downloading a Swift Binary)からは0.1しか落とせなかったんですが、先ほど試したら0.2も落とせるようになったみたいです。
一応動作を確認できる程度までは仕上がっているようですが、ようやく安定して表示できるところまできたんだなというのが正直なところ。
日本語のページはほとんど文字化けしますし、タブブラウザっぽい作りにはなっていますがインターフェースもイマイチです。
また、エンコードの切り替え等のオプションは一切実装されていませんので通常の使用には到底耐えられません。


しかし、Windows環境でMacのSafariとほぼ同様の表示を確認できることの意義は大きいと思います。Webデザインをする際のレイアウト確認程度なら十分ではないかと。
WebKitならではの文字に影をつけるスタイル*2も試せますしね。


なんか、スクリーンショットをアップするのも気が引けるのでWebKitのナイトリーページにある画像を・・・
MOON GIFTさんのレビューページ
画像のリンク先はオープンソース・フリーウェアの紹介サイト、MOON GIFTさんの0.1でのレビューページになっています。


実用段階にまで作り込まれたら、是非Sleipnirにも対応してもらってトリプルエンジンブラウザにしてもらいたいものですけど・・・ね。

追記

OPERAをすっかりと忘れていましたねぇ、 ゴメンナサイ、Operaさん。



*1:エンジンの通称(俗称)はワカリマセン

*2:日本語じゃ当然ダメですけど