なげやりろぐ

フテイキコウシン

 OSXからNTFSドライブの読み書き

AppleのBootCampが1.2βになってVistaにも対応したと言うことらしいですが、この情報に関してあちこち巡っていたら美味しそうなモノを見つけちゃいました。
ネタ元はOSのエミュレーター情報に詳しい田中俊光のblog


OSX上では通常、WindowsNT系OSの標準フォーマットであるNTFSでファイルシステムを作られているドライブはマウントすることは出来てもリードオンリーでしか使用できないワケですが、NTFS-3GというBSD系OS用に作られたNTFSドライバを組み込むことで通常のHDDのように読み書きが出来るらしいと。


てことで、早速人柱(笑)


OSXでこのドライバを組み込んで使うためにはNTFS-3Gだけではダメで、Google code projectで配布されているMac FUSE-Coreというファイルと、Filling the Gapというところで配布されているOSX用にパッケージされたNTFS-3GとMac FUSE Toolsが必要になります。

  • 現在配布されているファイルのバージョンは以下のようなモノ

ちなみにFilling the GapからはNTFS-3G + MacFUSE Tools: 1.328を落としました。

細かい説明は配布サイトにあるので割愛しますが、手順としてはMacFUSE-Coreを先にインストールして再起動してからでないとMacFUSE Toolsがインストールできません。

で、実際に使ってみた感想はというと・・・
ファイルの転送スピードが遅い orz
なので数百MBもあるような動画ファイルの移動なんかにはちょっと使えませんね。*1
でも数MB程度の画像ファイルとかテキストファイルなど、小さいファイルの受け渡しなら十分実用範囲です。

まぁ、まだまだこれからのモノなのでドライバの熟成が進んでいくにつれて普通に使えるものになってくれることでしょう。
サイトの方にも希望がもてそうな書き込みもありましたしね。

This is a known issue with NTFS-3G run atop MacFUSE, but there's little to be done about it. On internal drives, transmission speeds are typically around 10 MB/s, whereas external USB2.0 drives typically see around 1.0 MB/s. Yes, there is a performance bottleneck somewhere, but it's not a problem this distribution can solve. Be happy that we have read/write access to NTFS volumes through MacFUSE. Performance optimizations will come later (hopefully).

てことで、時々ファイルのアップデートをチェックしておきたいサイトが増えました。

念のため追記

  • ツールをインストールしても、一度再起動しないとNTFSドライブへの書き込みは出来ません。
  • Windows側でポリシーを設定されている場合はファイル操作ができない場合があります。
  • この方法でマウントされるドライブはネットワークドライブと同様に扱われるようになります。


また、これらのツールをアンインストールして元の状態に戻すにはここからアンインストール用のコマンドファイルを落として、ターミナルから以下のコマンドを実行する必要があります。

sudo ./Uninstaller.command / 'MacFUSE Tools'

もちろんこの後再起動が必要なのは言うまでもナイ。

*1:本当はコレが目的だった・・・