ルナ助の後塵を拝した・・・かな?!
何かにつけてSleipnirと比べられるLunaScapeですけど、次期バージョンのプレリリース版でトリプルエンジン対応を謳っています。
現在、LunaScape5.0αが公開されていますのでどんなモンかいなと、とりあえずインスコして試してみました。
まず、起動して最初にトリプルエンジンの様子を見るべくこのブログを三つのタブで開いてそれぞれのレンダリングエンジンで描画させてみました。
最初の使い出しではレンダリングエンジンの初期化作業が行われるらしく、サクッと表示というわけにはいきませんでしたが、その後はまぁまぁストレス無く表示されるようになりました。
このとき同時にSleipnirで同じページを5タブほど開いていましたが、タスクマネージャで見る限りではルナ助の方がSleipnirの7割り増しぐらいCPU時間を喰っていましたね。*1
で、今回の目玉であるGecko1.9とWebKit対応に関してなんですが・・・
正直Geckoでの表示はイケてます。表示は確かに速いし右クリメニューも日本語化されていてかなり使い勝手がイイです。
一方、WebKitですけど・・・正直コチラはとってつけた感が否めないですね。某所の某氏の発言で知りましたが、今回ルナ助に搭載されたWebKitは本来のアレではなく、どうやら携帯端末用に先日公開*2されたサブセット版らしいと言うことです。
表示はまさにWebKitですけど右クリメニューは貧弱だしFlashには未対応だしと、まるでiPhoneやiPod Touchに搭載されているMobileSafari並のショボサです(笑)しかもWebページの保存は出来ません。*3
まぁでもチャレンジャーだなということで他のブラウザベンダの刺激にもなるでしょうからとりあえず歓迎しておきましょう。*4
このGecko1.9ってもしかして・・・
Sleipnirでもつかえるんじゃね? ってことで、ルナ助のインスコフォルダ>extentsにあるgeckoフォルダの中を覗いてみたら・・・ありましたもの、mozctlx.dllが♪
コレ使えればFirefox3.xと同等のレンダリングが期待出来ます。
となればさっそくパクっちゃえってことで(笑)、SleipnirのGecko用SeaMonkyフォルダを置いてるディレクトリへサクッとコピー。
以前の登録済みGeckoを以下のbatchファイルで解除。
(batファイルはGecko格納フォルダがある階層での実行のため、パスは以下のようになっています)
@echo off regsvr32.exe /u .\seamonkey\mozctlx.dll
つづいてパクって来た方のGeckoを登録し直し。
@echo off regsvr32.exe .\gecko\mozctlx.dll
登録成功のダイアログが出たらあとはSleipnirを立ち上げてGeckoでブラウジングしてみると・・・お〜!
やっぱり以前より軽快になった感じがします(気のせい?・・・ではナイと思う、多分)
一応、確認くんでUserAgentをチェックしてみたところしっかり1.9b1pre:知床さんになっていました♪
残念ながらルナ助にあるような右クリメニューは使えず、素のGeckoが持っているメニュー(英語)しか利用出来ませんが、ページのブラウズが快適になるだけでも美味しいんじゃないでしょうか(笑)*5
追記
Gecko1.9をSleipnir用に流用することだけしかアタマになくて、件のルナ助のことを失念していました。
もしかしたらルナ助でGeckoを利用する設定にした時点でActiveX(COM)コンポーネントがシステムに登録されていた可能性が高いです(汗)
まぁつかえりゃどっちでも良いんだけどね(笑)
さらに追記
QtWebKitについてちょっと誤解してました。
こちらの記事見たときに、あ、これってCE用なんだと単純に捉えてしまったんですね(汗)
Qtというクロスプラットフォーム向けのフレームワークに組み込まれているWebKitということらしいです。
Qtの配布元:Trolltech