なげやりろぐ

フテイキコウシン

 きっかけはマウスジェスチャ

OSXでのWebブラウズで不満に思っていたものにマウスジェスチャがあった。
FirefoxOperaを導入すれば問題ないことだけれど、どうせなら標準装備のSafariで何とかならないものかと。
で、探してみたらあるもんですね〜
Cocoa Suiteというのがそれ。
名前の通りCocoaアプリであればほとんどのものにマウスジェスチャを設定可能という優れものですが、当然Carbonアプリは無理。
まぁ最近のアプリはほとんどCocoaなヤツなので問題ないでしょうけど・・・
ただ、残念なことにMacアプリにありがちなシェアウエアなんですよね。ついこの間までこれの前身だったアプリがフリーで提供されていたらしいのですが・・・
Windowsだったらカナリ多機能なのがフリーで提供されてたりするのにね。*1


ついこのあいだ(といっても半年くらい前)まで、このようなアプリはしょーもないジェスチャしかできないものしかなかったので、選択肢としてはこれしかないってことになりますけど、まぁこれのおかげで取りあえずはブラウザの操作が快適になりました。
しかし今度はブラウザのRSSリーダーがいまいち使いづらいわけでして、かといって別アプリを立ち上げてフィードを取得するのもなんかいまいち。
Headline-Readerのインタフェースに慣れてしまっているのでWinで使っているSleipnirみたいにシームレスに操作できないものかなと、あれこれブラウザやニュースリーダーを試してみましたがどうもしっくりくるものがありません。
それじゃぁってことでCrossOverMacでSleipnirを使おうと思い、最新のベータを落として試しましたが以前同様メニューにアクセスすると強制終了してしまう不具合は相変わらずで使い物になりません・・・

PCエミュレーターを試す

以前Parallels Macを試したことがあったのですが、動作が重くて常にCPU使用率が100%に近い状態だったので、とても常用できるものではないと思い今回は割と古参のQEMUを試してみることに。
Linuxの世界では結構有名で、Windows版もあったりしますが試してみるのは今回が初めてだったりします。
結果からいうと・・・惨憺たるものでした。
以前試したParallels Macなんてものじゃない、それ以上に遅い・重い・使えない・・・
OSはXPとMeを試しましたがどうしようもないくらいイケてなかったです。
OSのインストールと試験をあわせて半日無駄にしてしまいました(笑)

Parallels再び


じつはVMwareで限定配布していたFusionベータもあるのですが、環境が合わないのかうまく動作してくれません。
でもあきらめきれないのでParallelsのフォーラムを覗いてみたところ、build 3036 Betaがテストリリースされているじゃないですか。
お品書きを見てみるとカナリの機能強化が図られているようです。
一番の目玉はCPUの仮想命令をサポートしたことでしょうか。
自分のCPUは仮想化技術導入前のヤツなのでこれは生かせないなぁ・・・
でもまだまだイロイロ改良されているみたいだし、CPU負荷が減ってくれていれば使う価値もあるかなってことで早速ダウンロードして使ってみました。

結果は・・・(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!

いや〜、凄いです。
よくぞここまでってくらい快適になっています。
XPとVistaRC2を試してみましたがどちらもほとんどストレスなく使えます。
VistaRC2ではGlass効果は無理ですが、ふつうに使えるレベルです。
XPに至っては十分なパフォーマンスでした。
気になるCPU使用率もアイドル時で10%〜くらい、負荷のかかる作業でも80%台というところ。
フルスクリーンはもとよりウインドウモードでも快適に使用できました。

  • ウインドウモード


今回のビルドでの目玉機能のヒトツにCoherenceというのがあります。
これはOSのデスクトップウインドウを取っ払ってアプリのフォーム(ウインドウ)をOSXのデスクトップに直接描画?してくれるようなかんじのものなのですが、Windowsのタスクバーは完全に消えてくれないのでちょっと残念。
自動的に隠す設定にしておけば一本のライン状にはなってくれますが・・・

  • Coherenceモード
    手前がSleipnir2.49、後ろはShiira2.xベータ


と、いうことでCrossOverMacの時みたいに完全に独立しているとはいえませんが、OSX上でSleipnir2.49を常用できる環境を手に入れることができました。
Parallels Mac自体は有償アプリなので、現在は試用キーで試していますがもう少し使い込んでみて気に入ったら買っちゃってもいいかなと考えています。
裏技で試用期限を延長する手もナイことはナイですが・・・(゚∀゚)


もう一つ、自分は使っていないのですがBootCampでインストールしてあるOSのイメージを利用できるという美味しい機能も追加されています。
つまりすでにインストールしてあるOSをOSXと同時に使用できるということです。
これでいちいちOSを切り替えて立ち上げる必要もなくなるわけで、余計な手間と時間の節約にもなりますね。

*1:マウ筋とか、かざぐるマウスとかね