表示位置の入れ替え
SleipnirにHeadlineReaderPluginを導入した場合、このプラグインを呼び出した時には記事リスト表示のために3ペイン式の表示へと切り替わります。
ワタシの場合、この記事リストの表示のさせかたやフォントなどをカスタマイズして使っていたのですが、昨日のエントリーに関してコメントを頂いたこともあり、どうせなら手順を書いてしまった方がいいかもしれないと思ったので、表示の変更に限ってですが例によって画像を多用して(笑)やり方の説明を・・・
(フォントに関しては過去のエントリーにありますが、今後設定で変更可能になりそうなので割愛)
SleipnirのDock
SleipnirでDockと呼ばれているものは各種表示に関するモジュールであり、設定ファイルにおいて編集可能です。
plugins.iniに以下のように記されている部分があります。ここの並び順を変更することでブラウザのレイアウトをある程度カスタマイズすることが出来るようになっています。
- テキストエディタでplugins.iniのDockセクションを確認
上記は現在のワタシの設定です。適用した状態は以下のようになります。
- 記事リストの下にページ切り換え用のタブが配置されている
以下、この状態を基に説明します。
Dockの入れ替え
実際にplugins.iniを編集して変化を確認してみましょう。
なお、リアルタイムにレイアウトが変化するわけではありません。設定編集後はSleipnirの再起動が必要です。
HeadlineArticleDock.fxの配置を変更してHLRの記事リストをエクスプローラーバーの上へ持ってくる
- Dock2とDock3の内容を入れ替えると記事リストがエクスプローラーバーの上に来て表示領域が広くなりました
さらに上へ
- HeadlineArticleDock.fxを一番上に持ってきました。エクスプローラーバータブのさらに上、ブラウザの横幅いっぱいに配置されました
ページ切り換え用タブの入れ替え
今度はこの状態からTabDock.fxの配置を変更してタブをHLRの記事リストの上へ持ってくる
- タブの表示領域が横幅いっぱいまで広がりました。HLRパネルを閉じてもエクスプローラーバータブのさらに上に表示されたままになります
標準状態に戻す
- しょっちゅう弄ってるので標準状態を忘れてしまいました(笑)こうだったかな?!
無事に戻ったようですね。
と、まぁこのような操作でレイアウトを変更していたのですが、今まではこの作業をテキストエディタでコピペしながら手作業で行っていました。
ところが7月28日のエントリーでレビューしたように、RAPT氏作のplugins_ini_editorを使用するとこの順番の入れ替え作業が簡単にできちゃいます。
plugins_ini_editorによるDock位置の変更
- Sleipnirを一旦終了します
- plugins_ini_editor.exeをクリックして起動
- Sleipnirのインストールされている場所のbinフォルダ内にあるSleipnir本体を指定するとplugins.iniの内容を自動的に読み取って表示してくれます。
- セクションペインからDockを選択すると右側ペインに現在の設定状態が表示されます
- 移動したいDockを選択し、右側にある【上へ】・【下へ】ボタンで配置を変更します、このときキーの欄にあるチェックを外すとコメントアウトされますのでそのDockは更新後使用不可になります。また、配置を変更するとDockの番号が一時的におかしくなってしまいますが更新時にちゃんと番号を付けかえてくれるので心配はいりません
- 配置を決定したら【更新】ボタンを押すとplugins.iniに反映されます
- settingsフォルダには更新ごとにバックアップファイルが作成されますので、時々確認してお掃除した方がいいかもしれません
- 更新が終わったら終了ボタンを押します。plugins_ini_editorを起動したままだとSleipnirが起動しません
更新後にSleipnirを起動するとレイアウトの変更が有効になっていると思います。
同様にしてエクスプローラーバータブの順番の変更や、プラグインの読み込み順序、有効・無効など各種設定を書き換えることなども出来るのでとても有用なツールです。
※SearchDock.fxは本体のオプションに依存するので特に変更はしていません。
※OutputDock.fxは常時表示させておく性質のものではないので(スクリプトの出力結果表示用とか)同様に変更はしていません。
注意
これらの作業を行った後、Sleipnirを起動した時にエクスプローラーバータブやページ切り換え用タブが表示されなくなっている場合があります。
これは配置を換えたことで表示に関する設定がリセットされてしまう為のようです。
不具合ではありませんのでメニューから表示→Dockで必要なDockをチェックしてください。