脱獄手順の覚え書き
新しいファームウエア(1.1.3)の乗っかったiPod Touchをこれから手に入れる人は追加アプリが標準で使えるらしい・・・
しかし既存のユーザーは銭出して買えですとー!!!
248円ならタバコ代より安いから出してもイイかなとか思ったら一桁違ってた(笑)*1
SDK公開後にファームのアップデートが再びあるのかも知れないけれど、1.1.3のJailbreakが出来てる時点でほとんど不満のないレベルなので当分このままで。
ただ、弄りすぎて不具合がでたときとかのために自分のやった脱獄手順を記しておこうかと。
でないとまたいちいち関係サイトまわって情報集めをするハメになるしね(笑)
基本的に自分のTouch基準で書いているので1.1.1より古いファームは対象外。
1.1.1から1.1.2、そして1.1.3へと
iPod Touchを手に入れたときのファームは1.1.1。
その後、iTunesが7.5にアップした時点で1.1.2へのアップグレードを勧められたがその場では行わずファームウエアの保存のみにしておいた。iTunesが7.6になったときにも1.1.3へのアップグレードしなはれといわれたが、コレも無視して保存のみにしておいた。
と、いうことでリストア用のファームウエアが<ユーザーDIR>Application Data\Apple Computer\iTunes\iPod Software Updatesフォルダに3種類格納されているコトになる。*2
現在ストックされているファイルは以下の通り
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- iPod1,1_1.1.1_3A110a_Restore.ipsw (Tiffファイルの脆弱性付き。コレのおかげで脱獄して遊べます)
- iPod1,1_1.1.2_3B48b_Restore.ipsw (コチラはSpringBoardのcrashを利用して脱獄するらしい)
- iPod1,1_1.1.3_4A93_Restore.ipsw
基本的にこれらがないとスムーズな脱獄は出来ないと思われ。
また、すでに1.1.3へiTunesの言いなりでアップデートしてしまった場合にもファームの書き戻しにこれらのファイルが必要になる。
ちなみに、Mac OSXのiTunes7.6環境では失敗する確率が高いらしいので7.5で行わないといけないとか。
自分はWindows環境で行ったが、iTunesは7.6で特に問題なく一発でOKだった。
手順としてはiPod Touchをリカバリモードにしてやる必要がある。ただし今まで貯めこんだアプリや設定、音楽やビデオなどはすべて初期化されるので可能なら待避させておくと良い。
- USBでiPod TouchとPCを繋ぎ、iTunesを立ち上げてiPod Touchを認識させる。(不具合のため認識しない場合はそれでもいい)
- iPod Touchの左上にあるスリープボタンとHomeボタンを同時押しし、iPod Touchの電源が落ちたようになったらHomeボタンはそのまま(ホールド)でスリープボタンだけを離す。
- iTunesがリカバリモードのiPod Touchを検出したらHomeボタンを離す。
- この状態では復元しか選択肢が無いことになり、いわゆる工場出荷状態に戻すことになるのだがファームがいっぱいストックしてあれば新しいファームが選択される。しかし以下の方法でファームウエアの選択は自由。
- 復元ボタンを押す際に、Windows環境ではShiftキーを押しながら(OSXではCommandキーだったかな?)クリック。
- 復元ファイル選択窓が開くので、ココでは1.1.1のファームウエアを選択する(iPod1,1_1.1.1_3A110a_Restore.ipsw)
- あとは復元が完了するまでしばし放置プレイ。
- iPod Touchが再起動して画面がでたら、設定>一般>情報とタップし、1.1.1のファームでリカバリが済んだことを確認。
- ココで最初の脱獄を敢行(PrisonBreak シーズン1ってところかな)
- お手軽脱獄サイト、http://jailbreakme.com/へ、iPod TouchのMobile Safariでアクセスし、サイトの下の方にあるAppSnappをクリックするとあら不思議。勝手に脱獄してInstallerが追加される。
- Installerをタップして起動。多分最新版のInstallerにバージョンアップを促されるので従っておく。
- CommunitySaucesを追加し、SauceをRefreshしておく。
一応ココまでで1.1.1の脱獄は完了。続けて1.1.2の脱獄へ。
- 下部にあるInstallを選択し、Tweaks(1.1.1)の中からTouchFreeを使って次の脱獄の際に必要になるファイル、OktoPrepをインスコ。
- conceited softwareから1.1.2-jailbreak.zip(TouchFree)を落としてきてルートドライブへ展開しておく(パスに日本語やスペースのあるフォルダは避けた方が無難)
- 今度はiTunesで復元ではなくファームのアップデートを行うが、先ほどと同様にShiftキーを押しながら更新ボタンをクリックして1.1.2のファームを選択する(iPod1,1_1.1.2_3B48b_Restore.ipsw)
- このとき間違って復元しちゃうとOktoPrepが消えてしまうので最初からやり直しになるぽ。
- 更新が始まったらしばしまた放置プレイ。
- 先ほどと同様にiPod Touchが再起動して画面がでたら、設定>一般>情報で1.1.2であることを確認。今度は脱獄前なのでInstaller.appはまだ無い。
- 1.1.2-jailbreak.zip(TouchFree)を展開したフォルダを開き、windows.batを実行。コマンドプロンプトが自動でOPEN。
- その後GUIが現れるので、必要ならSSHのインスコにチェックを入れ、パスワードが自動的に入力されていることを確認したのちJailbreak!ボタンを押してしばし待つ。
- 再起動後にInstallerが追加されていれば1.1.2の脱獄完了。
以上で1.1.2の脱獄状態。このままでもカナリ遊べるし、1.1.3にすると使えなくなるアプリも多いのでこれ以降は新ファームで追加された機能やアプリに興味のある人向け。
これ以降、同期するときまではiTunesの出番はないので終了しておく。(起動しているとアレコレ面倒なことになる)
で、1.1.3への脱獄法は各種あれど、いくつか試した中で再現性が高く今のところ一番安定していると思われるモノを。
- Installerをタップし、SaucesペインのEditをタップ。つづけてAddをタップしてhttp://ipodtouchmaster.com/files/repo.xmlをSauceに追加しRefreshしておく。
- Installペインに1.1.3 JailBreak+Appsが追加されているので内容を確認。
- 上記をインスコする前にSystemにあるBSD Subsystem 2.0およびTerm-vt100を先にインスコし、iPod TouchのSpringboardを再起動しておく(単純にシステムの再起動でもOK)
- 用意が出来たら1.1.3 JailBreak+Appsを再度開き、1.1.3 Jailbreak+iPhone Apps! 1.0をインスコ。
- うるさいくらいに注意書きが現れるが、自己責任だろわかったよ(`皿´)ウゼーよとか言いながら先へ進む。
- で、本格的にインスコが始まると結構な時間がかかるのでひたすら待つ。自分の時は30分くらいかかった。
- このときなんかの加減でインスコメーターが全然進まずにフリーズしたみたいになることがある。このエントリのためにココまでの手順を3回試したが1回だけ再現。1時間ほど動きがなかったので強制再起動喰らわしたらちゃんと1.1.3の脱獄完了してた・・・けど、なんかの拍子に突然リカバリモードになって結局やり直した。
- なのでフリーズっぽい挙動にぶち当たったら潔く諦めて最初からやり直すのが吉。スムーズにいった場合は今のところ不具合は発生していない。
- この手順で1.1.3の脱獄が完了すると新しいアプリも追加されている。Safariのショートカットをホーム画面にボタンとして置くことも出来るしGoogleMapもピンが打てるようになるしメールもGmailでIMAPが使えるようになってる。
ただ、CostomizeやSummerboardは全滅(´・ω・`)
現時点ではSpringboardのカスタマイズアプリはまだ対応するモノがナイ。しかし1.1.2脱獄の頃にリリースされたstand-aloneアプリの大半はそのまま使えてる。