なげやりろぐ

フテイキコウシン

IE9pp+Sleipnirでの挙動を少しまとめてみるなど

あれから今日までメインPCのSleipnirではIE9ppのエンジンのままで運用してました。
いくつか不具合*1…というか使えなくなる機能があるんですけど、Webページの閲覧に関してはとっても快適でした。
ただやはりいつも出来るはずのことをついやろうとして受け付けてくれなかったときなどはちょっとがっがりしちゃいます。なので先ほどSleipnirフォルダを複製したので気分で使い分けていこうかなと♪

jscript9.dllリネームは有効なのか

あくまでワタシの環境でのことなのですべてそうであるとは言い切れませんが、少なくともWindows7 64bit版(メインPC)並びにWindows7 32bit版(ネットブック)において2.9.3 test2+IE8の状態での単純な差し替えでは一部の命令文が有効にはならずにスクリプトの実行が止まってしまいました。
以前も書きましたけどIE8のTridentとの整合性の問題ではないかとおもうのですが確証はありません。
本スレにおいてはWindows7で問題なく使えているというような書き込みも見うけられましたが、その後の追試の報告もないので判断に迷うところですね…
また、IE9ppの心臓部をbinフォルダへリネームして利用する方法についてですが、この場合システムフォルダにjscript.dllが存在しているとそちらを優先して利用してしまうらしく(あくまで推論ですけど)スクリプトの実行速度に関してはあまり改善が望めませんでした。本スレにJDK絡みではないかみたいな書き込みもありましたが未検証。
念のため、システムフォルダのファイルを待避させてみたところIE9pp側のファイルを利用してくれるようにはなってくれましたが、IE8+リネームファイルの時と同じようなスクリプトエラーが発生したりしてアレレ? みたいな。
これだけで結論を出すのは早計ですけど、今のところはなんとなく相性が悪そうです。

Sleinir+IE9ppのエンジンで確認出来た問題。

  1. まず上記のjscript.dllの相性問題。
  2. インターネットオプションが呼び出せない。従ってフォントの指定やセキュリティ設定が全く行えないのでSleipnir側で出来ることで対処するしかない。
  3. 別タブでリンクを開こうとしたとき、反応しないことがある。
  4. タブバー上でのタブの移動並びに複製が出来ない。
  5. ダウンロードリンクを踏んでも何も起こらない。
    これに関してはクリックした時点でアドレスバーへリンクアドレスが送られているのでアドレスバー右側の移動ボタンを押すとダウンロードダイアログが出現してくれます。
  6. 32bit版のとき、エンコードの切り替えが効かなくなってしまう。
  7. (追記)ビュー内に設置されているドロップダウン式の選択ボックスをクリックするとエラーを吐く。
    それでも項目の選択は可能。

他にもあった気がしましたが忘れちゃいました(笑)気がついた方がいましたらコメントで教えてくださいな。


まぁ上記のようなことを我慢できるならば、とりあえず一部とは言えCSS3にも対応してくれていますしDirect2D*2を使ったフォントレンダリング(フォントスムーシング)やSVGへの対応などが利用出来ますのである意味FirefoxChromeに引けを取らないところも楽しめたりします。あっ、あとOperaもね。


ただ、今現在世に出ているCSS3での表示対応を謳っているサイトはそのほとんどがFirefox専用の-moz-やWebKit専用の-webkit-というプリフィックス付きで実装されている場合がほとんどですので、特別なプリフィックスを持たないIE9ppのエンジンで閲覧しても他のブラウザと同様の結果にはならないことに気をつけなくてはいけません。
IE9の熟成が進むにつれて対応サイトも増えていくことでしょうからそれまではuserStyleSheetとかつかって手書きのCSSを読み込ませて(・∀・)ニヤニヤしてましょう。

*1:これには少し語弊があります。もともと推奨された使い方ではないですから不具合がでてあたりまえですし。

*2:DirectX10以降のテクノロジーらしいのでVistaはパッチを当てて、7ならそのままで。XPおよびそれ以前のOSは残念ながら…