ファイルタイプ別の編集アプリを指定してみる
XPの頃はフォルダオプションからファイルタイプ別の挙動を細かく指定*1できたんですけど、Vistaになってからは単純に開くアプリの指定しかできないという残念な仕様になっちゃって、ファイルを編集したいときにお気に入りのアプリを右クリの『編集』メニューから呼び出せなくなってしまってがっかりしている方も多いのではないかと。*2
これは新しいWindows 7でも同様でした。
『プログラムから開く』というメニューへ登録済みであればそこから呼び出せますが、せっかく『編集』メニューが存在するんだし以前のようにしたいというのが人情・・・ですよね!?
- ファイルを右クリすると出てくる『編集』。デフォではWindows側であらかじめ指定されている標準アプリしか使えないのでそのままではむしろいらない子(笑)
以前のようにファイルタイプ別設定を行えるようにする有料アプリ(英語版のみ、日本語は文字化けする)も存在しますが、レジストリを直接編集することを厭わないのであれば割と簡単にできちゃいます。
ここではpngファイルを一例に説明してみます。
通常、pngファイルを左クリックして開くとプレビュー用のViewerで表示され、右クリから『編集』を選択するとWindows標準の画像編集アプリであるペイントでファイルが開かれます。
今回はこの『編集』で開くアプリケーションにPhotoshopを指定してみます。
- まず、レジストリエディタを呼び出してHKEY_CLASSES_ROOTキーを展開します。
- 下の方へスクロールダウンしていき、pngfileというキーを見つけ出します。
- このキーを展開すると、CLSID、DefaultIcon、shellという三つのキーが存在していますが、今回はこのうちのshellを操作します。
- shellキーをクリックして展開すると、openとprinttoという二つのキーがありますが、今回はここにもう一つキーを追加します。
- shellキーを右クリして新規>キーをクリック。名前を小文字のeditとします。
- さらにこのeditキーを右クリして新たなキーを作製。名前を小文字でcommandとします。
- 新たに作製されたcommandキーを選択した状態で、右側のペインで(既定)REG_SZとなっている部分の名前を右クリックして修正を選択。
- 現れたダイアログへ、Photoshopまでのフルパスを記述し、その横に半角スペースあけて%1を追加。
- OKを押すとこんな感じにセットされています。
以上で、これ以降pngファイルを右クリで『編集』を選択した際にはPhotoshopが立ち上がってくれるようになります。*3
同様にしてjavascript(jsfile)、css(CSSfile)、txt(txtfile)等々のキーも編集してお好みのアプリを指定できます。よろしかったらお試しアレ♪