なげやりろぐ

フテイキコウシン

 PSDの内容をアイコン表示 for Vista その2

Photoshop CS3+Vista環境でデスクトップなどへ保存したpsdファイルのサムネイル化へのアプローチは先のエントリーで一応出来たのでヨシとしていましたが、なんかしっくりこない部分もあったりして・・・

そんな時、psdのサムネイル化に関しての2回目のエントリーに付けられたTomさんのコメントにある方法を追試してみたところおおむね満足出来る結果だったので手順を含めて記しておきたいと思います。

  • まずは結果から







↓前回の方法ではこうでしたが・・・psicon.dll利用の今回の方法ではイイ感じ






と、いうことで普通に使う分には特に不満もない結果です。


ただ、あまりないシーンかもしれませんが*1レイヤーがいくつかある状態で表示レイヤーを縮小し背景を透過したものだけを表示させ、他のレイヤーを非表示状態にしたものをpsdで保存した場合(iconPreviewTest copy.psd)には透過しているはずのところがやはり白背景になっています。*2
といってコレが別に困るわけではないし、むしろ本来の画像サイズに対する比率がわかるのでかえって良いのかもしれません。
ちなみに下のオーダーにあるレイヤーを表示させた場合(iconPreviewTest copy2.psd)はソレも含めてちゃんと表示されます。
比較対象用に左側のpsdをpngで保存したもの(iconPreviewTest copy.png)も並べてみました。コレはしっかりと背景が透過されてデスクトップが見えています。

手順

作業前にはレジストリのバックアップは必須ですので忘れないように!!!


以下、Tomさんに教えていただいた手順を記しておきます。
Windows Vista Ultimate SP1で試していますが他のバージョンでも多分大丈夫じゃないかな・・・

ただし、以下での作業はPhotoshop CS3のインストールパスがC:\Program Filesの場合ですので環境が異なる場合は適宜regファイル内のパスを書き換える必要があります。

ファイルの入手
展開・修正
  • aiicon.zipを展開し、readme.txtを除く中身をC:\Program Files\Common Files\Adobe\Shellへ移動

  • 先ほどデスクトップへ保存しておいたaiicon.dll.regをここへ上書き。*4
  • aiicon.dll.regを右クリし、結合を選択。確認画面が現れるので自己責任で”はい”を押す。
  • 同様にpsicon.dll.regを右クリして結合
確認
  • Photoshop CS3で適当な画像ファイルを開き、デスクトップへ保存しておく。この時点では関連づけられたアイコン表示のはず。
  • PCを再起動し、新たなレジストリの内容をシステムに読み込ませる。
  • デスクトップのpsdファイルを見てみると・・・(゚д゚)ウマー

ついでに試した

エクスプローラの画像中にMediaPreview.regというのがありますが、これはAdobe Photoshop CS2 Thumbnails PSD File in Windows Explorerのコメントにあった各種メディアファイルのサムネイル用レジストリファイルです。
コレの利用にはK-Lite Codec Packが必要になりますが、いろんな形式のムービーファイルがサムネイルアイコン化されますので興味のある方は試してみてはいかが?


一応regの中身を貼っておきます。

上記ページが消失しない限りは大丈夫でしょうけれど、過去の例もありますので念のため。


Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\SharedDLLs]

"C:\\Program Files\\Common Files\\Adobe\\Shell\\psicon.dll"=dword:00000001

[HKEY_CLASSES_ROOT\.psd\ShellEx]

[HKEY_CLASSES_ROOT\.psd\ShellEx\{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]

@="{0B6DC6EE-C4FD-11d1-819A-00C04FB69B4D}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{0B6DC6EE-C4FD-11d1-819A-00C04FB69B4D}]

@="Photoshop Icon Handler"

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{0B6DC6EE-C4FD-11d1-819A-00C04FB69B4D}\InProcServer32]

@="C:\\Program Files\\Common Files\\Adobe\\Shell\\psicon.dll"

"ThreadingModel"="Apartment"


 Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}]
@="Illustrator Icon Handler"

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}\InProcServer32]
@="C:\\Program Files\\Common Files\\Adobe\\Shell\\aiicon.dll"
"ThreadingModel"="Apartment"

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}\MiscStatus]
"IconBits"="16"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.ai\ShellEx]

[HKEY_CLASSES_ROOT\.ai\ShellEx\{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\.eps\ShellEx]

[HKEY_CLASSES_ROOT\.eps\ShellEx\{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.EPS\ShellEx\PropertySheetHandlers]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.EPS\ShellEx\PropertySheetHandlers\AIPage]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.12\ShellEx\PropertySheetHandlers]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.12\ShellEx\PropertySheetHandlers\AIPage]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.13\ShellEx\PropertySheetHandlers]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Adobe.Illustrator.13\ShellEx\PropertySheetHandlers\AIPage]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\PropertySystem\PropertyHandlers\.ai]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\PropertySystem\PropertyHandlers\.eps]
@="{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\SharedDLLs]
"C:\\Program Files\\Common Files\\Adobe\\Shell\\aiicon.dll"=dword:00000001

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ShellExtensions\Approved]

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ShellExtensions\Approved\{0C5B0CED-206B-4c39-B615-0EB23C824612}]
@="Illustrator Icon Handler"


Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT.3gpShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.asfShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.aviShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.dmfShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.divxShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.flvShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mkvShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mp2ShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mpvShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mpegShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mpeShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.m1vShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.m2vShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mpgShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.mp4ShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.movShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.rmShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.rmvbShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.vcrShellEx{BB2E617C-0920-11d1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"

[HKEY_CLASSES_ROOT.wmvShellEx{BB2E617C-0920-11D1-9A0B-00C04FC2D6C1}]
@="{c5a40261-cd64-4ccf-84cb-c394da41d590}"


・・・自分のところが先に消えてるかもしれませんけどね(笑)

*1:ワタシの場合、縮小後にドロップシャドウを適用しただけという使い方を多用するのです。

*2:レイヤーがひとつだけでも同様でした。

*3:バージョン7に含まれていたpsicon.dllやaiicon.dllの他に登録用のレジストリファイルが同梱されています。

*4:ワタシ的にはこのファイルの必要性はナイのですが、Tomさんによるとこのファイルも登録しないとpsdのサムネイル化が出来ないらしいです。