アンダーバー入力のためにアレコレ
OSXで文字入力する際にも使い慣れたWindows用のPS/2キーボードを使用しているのだけど、何も手をつけずに標準のキーレイアウトで使おうとするとイライラしてくる。
と、いうのは現在使用しているキーボード【FILCO FKB107JE】は日本語キーボードにもかかわらず、ANSI 規格のUSキーボードとして認識されているために特殊文字の入力がキーボードの刻印と一致しないという問題があるからなんです...
このキーボードはメカニカルな打鍵感が好きで長年愛用しているので、今更ほかのものに浮気したくない。
何とかならんものかと思って調べてみたらJIS キーボードインストーラとしてAppleのサイトに今でも公開されているファイルからキーボードレイアウト用のファイルを取り出して適用することでRoman-JISというレイアウトが使用出来ることを知った。
適用法はここでは割愛*1するが、とりあえずキーボードの表記通りに文字を入力出来るようになったのでコリャええわいとばかりに今まで使ってきたのだが、ひょんなところで問題が生じてしまったわけで...
アンダーバーどこ?
自分のハンドルネームにアンダーバーを使うようになって久しいが、ログインが必要なサイトなどでユーザ名にそれを使用しているサイトがいくつかあったりする。
Win環境では特に問題もなかったので気がつくのが遅かったのだが、あるときハテナにOSX環境からログインしようとしてハタと気がついた。
あれっ?アンダーバーどこ?
US配列のときは”-”にシフトキー併用で”_”を入力出来たのだがRoman-JISでは見当たらない。
Win環境では有効だったバックスラッシュ/アンダーバーのキーはOSX環境では無効になっているので使えないし。
このときはしょうがないのでカナパレットから選択入力したのだが、毎回カナパレットつかって入力するのもスマートじゃないしなぁ...
てことで再び検索の旅に出てみた。
Ukelele Mac OS X Keyboard Layout Editor
似たような問題に遭遇している人はいるもので、(コチラは@でしたが)Windows用USBキーボードをMacで使うというサイトを発見。
なんでもUkeleleというアプリを使って独自のキーボードレイアウトを作成出来るそうな。
これだ!! とばかりに公開されているUSB JIS Keyboard Layout 1.0.1を落としてきて適用してみる。
...ところが、Roman-JISのときと変化がない。
USB用だからか?!いや、そんなはずはない。これは名前だけであってUkeleleは単にレイアウトを変更するだけのファイルを生成するアプリなはずだし。
小一時間悩んで原因が判明しました。
そう、私の使用しているキーボードと提供されていたファイルのキーアサインが違っていただけでした。
それじゃぁこのファイルは使えないなぁ...
!! だったらUkelele使って自分用のレイアウト作ればいいじゃんね。
で、やってみました。
新たにキーコンビネーションを作るのはメンドクサイし、せっかくだから上記のUSB JIS Keyboard Layoutを利用(流用)させてもらうことにしましょ。
- Ukeleleで現状のキーアサインを見てみると
使用されていなくて、有効に出来るキーを探したところ半角/全角キーが空いています。
そこでこれを利用することに決定。
そんなに使用頻度が高い訳でもないのでシフトキー併用時に出力するよう設定していくことにします。
- シフトキーを押したまま半角/全角キーをダブルクリックするとキーコンビネーションの変更ダイアログが現れるのでカナパレットからアンダーバーを入力
今回の目的はアンダーバーの入力だけなので、ここまでで保存しちゃいます。
- メニューバー>KeyBoard>Set Keyboard Name...をクリックしてダイアログに適当な名前を入力
ファイルメニューからSAVE AS...を選び、好きな名前を付けて保存します。
デフォルトでは書類フォルダに作成したファイルが保存されるはずです。
- 作成したファイルを/System/Library/Keyboard Layout/に移す(rootユーザでログインしていないときは認証が必要)
ここまでできたら後はいったんログアウト、もしくは再起動。
システム環境設定>言語環境>入力メニューで、作成したKeyboard Layoutファイルが読み込まれていることを確認し、チェックをつけておく。
ことえり環境設定を開き、英字入力時のキーボード配列に作成したファイル名を指定。
これでシフトキーを押しながら半角/全角キーを押下したときにアンダーバーが入力出来るようになりました。
めでたしめでたし。
*1:【Windows用USBキーボードをMacで使う】のサイト下部にある記事を参照